夏の短歌2022

Parcaeメンバー4人が詠んだものをまとめました!

よみ人 雨翠

きみと居た学生街の眠らずの夏に沈んだ電球ソーダ

鯨には翼があった 夕立を遡れば天の川だった

よみ人 梢明

海水とコンクリートでできている最古の僕が落としたバニラ

太陽を見つめる黄色 地面から離れてやっと目覚める瞳

よみ人 ましろにそ

「流れ星? UFOかもね」と指さされISSは夏空をゆく

シャンプーの香りみずから確認し手をひかれゆく夜はみじかい

「子供のこと食べ飽きたから」が口癖で君はぶどうを私にくれる

波音と首筋つたう汗の味僕らはみんな海から来たんだ

よみ人 深森有

洗濯機を回さない回すそれ以外に区別のない日々の延長に夏

待ちきれなくて夢で見た はやく 君とイルカを探しに海へ行きたい

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